よろけ織

 

この前の水曜日にお邪魔させてもらった「小円織物」さんで、

珍しい生地を仕入れてきました。

 

ストライプ柄が、ふにゃふにゃと、よろけて歩いた跡のように

織り込まれている「よろけ織」という生地です。

日本では、昔っから、波のように描かれた縞模様を「よろけ縞」と

言っていたらしいのですが、これは、播州織の中でも2軒だけで

しか織っていない生地なんだとか・・・!

 

昔っからある模様に、和の色調。

 

ドンピシャ私好みで、一目惚れしてしまいました。

 

「これ欲しい。売ってください。」

と言うと、25歳の3代目職人さんが、前回の手ぬぐいのときと同様、

静かなトーンであっさりと

「いいですよ。」

 

あっさり言われると“ほんまかいな、ええんかいな”と疑ってしまう反応を

横におき、財布の中身と相談しながら10数枚仕入れてきました。

 

 

 

その中の1枚、

←これ。

 

実は、紫色なんです。

とっても「和」の、秋らしい紫なんです。

きっと「色の名前本」に、和名で書かれていそうな気がする、

言葉では表しにくい素敵な紫。

 

そして、うっすらと浮かび上がる『V』の型、見えますか?

これは「よろけ織」の特徴なんです。

 

伝わるかなぁ。

伝わってほしいなぁ。

 

むちゃくちゃ気に入ってしまったので、この生地で私のスカートを、

母に作ってもらう事にしました。

 

生地がよいので、ストンと裁断してウエストをゴムで縛るだけで

よさそう♪

 

お盆が過ぎたら、色から秋を感じてみようと思います^^